圧倒的な光沢感

タカ エコソルベントインクジェットメタリックインクによる印刷サンプル

タカ マテリアル アンド システムズ研究所が開発したタカ メタリック分散液は金属調のインクジェットインクの設計を可能にしました。

技術の独創性

タカ マテリアル アンド システムズ研究所が独自に開発したタカ メタリック分散液を用い、その分散液の性質を熟知した技術者がその性能を最大限に発揮する処方を組むことで、インクの高機能化が実現されるのです。これにより、他に類を見ない表現性能の高いPOP印刷を実現しました。

タカ エコソルベントインクジェットメタリックインクによって得られる価値

写真用紙上に付着後、アルミフレークが均一に配向し、高輝度の印刷が得られます。またPVCベースの記録メディアにおいても金属調の印刷を可能にします。

メタリック分散液開発コンセプト

〜なぜアルミフレークはインクジェットにできなかったのか〜

従来のアルミフレーク分散液は、

1. 粒子径が大きく、かつ粒度分布がブロードである。
2. 適正な溶剤に分散されていない。
3. 分散が不安定である。

という課題により、インクジェットインクに用いることは困難でした。

〜エコソルベントインクジェットインク開発の問題点〜

タカ メタリック分散液を用いたインクジェットプリンター用インクの設計

タカ メタリック分散液を用いて、エコソルベントインクジェットインクを設計しました。

インクジェットインクの設計においては、以下の様々な課題を達成するために組成の最適化を行わなければなりません。

1. インクジェットヘッドとのマッチングによるインク滴吐出安定性の確立
2. プリンターとのマッチングによる長期印刷安定性の確立
3. 記録メディアへのインクの良好な浸透乾燥性の実現
4. カラーマネジメントシステムとの技術摺り合わせによる高画質確保

特にメタリックインクでは良好な輝度を得るためには上記課題を高度なレベルで実現する必要があります。

タカメタリック分散液

〜Max Mirrorの技術をベースとしたメタリック分散液の開発〜

タカメタリック分散液が持つ技術の独創性

蒸着アルミを粉砕してフレーク状にする工程において、微細なアルミニウム片の粒子径を制御し、特殊な分散処理を施し分散液を製造します。その際、記録メディアへの濡れ性および浸透性が高く、またインクジェットヘッド部材のアタック性が低く、さらにヘッド内での乾燥を抑制する有機溶剤を選択し、安定分散します。
これにより、インクジェットインク適性が高くかつ高輝度の印刷が得られるインクジェットインクを設計するための分散液を提供できるようになりました。

タカメタリック分散液の粒度分布

タカ メタリック分散液の粒度分布は、1μm前後で均一な粒度分布を示しています。

タカ マテリアル アンド システムズ研究所では、アルミフレーク分散液の特性から従来困難とされていた、インクジェットインクの作成に関する課題を解決しました。

１.メタリック分散液

インクジェット用エコソルベントインクに適用可能な“有機溶剤ベース”の分散液

２.エコソルベントインクジェットメタリックインク

PVCベースの記録メディアに金属調の印刷可能なインクジェットインク