株式会社タカ マテリアル アンド システムズ研究所
TL-COLORインクの優れた性能を最大限に発揮し、かつ常に安定した色で印刷するために、 TL-COLORプルーフシステムを中核とした独自の TL-COLORカラーマネジメントシステムを開発しました。高度なインク化技術と高度な画像処理技術との融合により、これまでにないクリエイティブな色彩表現を可能にすると共に多種多様な印刷方法、印刷機においても常に安定した色再現を実現しました。
各種印刷方法に応じて最適設計されたインクの性能を最大限に発揮する方法を提案し、紙、プラスチック、金属等の多様なメディアへの印刷を実現するため、適用可能なアプリケーションを豊富に揃えています。TL-COLORインクは国内一流メーカーによって厳格な製造、品質管理を行っています。
TL-COLORプルーフシステムでは、紫外線発光インクの各種記録メディアでのインク吸収能力に合わせてインク使用量を最適化し、色再現空間の最大化を図りました。この紫外線発光インク使用量最適化技術と共に、紫外線発光インクプリント技術を開発し、鮮やかな発光と色再現空間全体において滑らかで繊細な階調表現を実現しています。
従来、紫外線発光インクを含めた蛍光インク材料の品質管理、印刷作業などにおいては、目視によって色を観察し、管理を行っており、その作業は、オペレーターの経験、色に対する感覚など主観的な要因に依存していました。從って、色のバラツキが大きく、本当の意味での色管理ができず、製品の品質に悪影響を与えていました。タカ マテリアル アンド システムズ研究所では、紫外線照射によって発光する色を定量的に管理するために、新たな紫外線発光インク測色システムを開発しました。この測色システムにより、可視光下で見えない色を確実に数値で捉え、色管理が簡単かつ正確にできます。
さらに、紫外線発光インク測色システムを用いて、世界初の紫外線発光インク用 ICCプロファイルの開発、独自の紫外線発光インク色処理技術を確立しています。これらの技術により、紫外線発光インクの色コントロールを正確に行い、見えない画像のカラーバランスなどの画質を確保し、印刷物の価値を高めます。
例えば、オフセット印刷機で紫外線発光インクを使用して印刷を行う場合、紫外線ライトを使って印刷物の色を目視でチェックし、インクの盛量調整、製版データの調整など、経験と勘に頼った職人技で作業を何度も繰り返し、多大な時間と費用を浪費していました。タカ マテリアル アンド システムズ研究所は、印刷機の発色特性データを取得し、そのデータをもとに、TL-COLORカラーマネジメントシステムを用いて、印刷機に適合する製版データを作成します。これにより、ターゲットの色を簡単に出力することができるため、時間と印刷材料の損失を最小限にし、印刷作業の効率をアップさせることができます。また、TL-COLORカラーマネジメントシステムの運用により、多種の印刷方法及び多種のメディアに対応して、作業効率を上げるとともに、カラーバランスが良好で、最適な色再現を実現します。